ここで言う「子供」とは、中学生辺りも含めます。
こちらからの質問には、大抵は答えられるのに、質問を用意しない、
できない子供がいます。 次の時は、何でもいいから質問を用意
しておいてね・・と言っておいても、まったく質問しないのです。
そういう子供を多く見ていると、20歳を過ぎてもその傾向が多く
あるようなのです。 毎日の中で、不思議に思ったりすることが
ないのかも知れない。 自分のことを考えてみました。わたしは
いつ、どんなことを不思議に思ったのだろうかと。85年も生きて
いると、定かな記憶はありませんが、私の場合は両親も兄弟も
いなかったので質問する機会にも恵まれてはいませんでした。
だから、幼少?の頃のことは覚えていませんが、小学2年生
頃からは労働力の一員でしたから、田んぼの中で鍬を振っていた
ときなど、体を休めながら空を仰ぎ、雲が動くさまをみて、
どうして雲が動くのか??と、強い関心を持ったことをいまでも
記憶しています。その時から・・と言ってもいいほど、なんにでも
関心を持つようになってしまったように思うのです。
あの時が、今の私につながったのかも・・と言うほど鮮明な記憶
です。質問できる環境、質問する能力を育てることが、その人を
変えるのではないでしょうか。