タイトルを川柳にしたつもりではないけれど、5、7、5に
なってしまった。ここまで長生きする予定は100%なかった。
比較的若いころから、体力には自信がなくて、あと5年で
死ぬだろうと、だから5年間頑張ろうと、そういう繰り返し
で生きてきた。いま思うと、5年前の11月に肺塞栓症に
なったとき、もうすこし放っておけばよかったかも・・と
思う。歩く速度がどんどん遅くなり、俯くと苦しくなり、
風呂上りに呼吸が苦しくなって倒れたことがある。
あのとき・・もう1か月ほど苦しいのを辛抱しておけば
逝ったかも知れない。 自分で脈拍、血圧などなどいろいろ
計測して、その異常値を医師に連絡したことで、医師が慌てて、
そのまま病院まで行ってくれ、緊急入院の手続きをしておく
から・・と、手を打ってくれた。緊急診断をした医師は「私が
あの時いたから、これが見つけられたんですよ。この病気は
なかなか見つけられないんです!」と仰った。命の恩人だと
お礼を言ったのだが・・。 いま思うと、あのとき助かって
いなければ・・想定通りのものを妻に残して旅立てたかもと
思ってします。 5年間生きながらえて損をしたとは思って
ないが・・、これからどうなるのかと不安がひろがる。
「去年の秋の患いにいっそ死んでしもうたら、こんな嘆きも
あるまいに~~」デンデンデンデン・・。 子供のころ、酒に
いたなかに、こんなセリフがあった。正確かどうかは知らないが、
『艶容女舞衣』(はですがた おんな まいぎぬ)というものだ。
「嘆き」というところを木を投げて、宴会の裏芸にしていたのを
覚えている。こんなことを書いて・・分かってもらえるかな??