中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

夫婦だからとすべてが分かり合えるものではない

 夫婦とは、全くの他人が縁あってつながっている。

当初は溢れるほどの愛情の中で、お互いの欠点も美点に見えて

仲睦まじく暮らせる。 やがて、欠点が見えて着たり、見つけ

られたりで、お互いが、それをどう処理するかにかかってくる。

本当に欠点なのかどうか、思い直すという作業がお互いにあるの

だろうとおもう。そして、場合によっては許すということになっ

たり、いいんじゃない・・と思うことにしたり・・波風が立た

ないように努力する。 ここで・努力しない夫婦の場合は、片方

が努力しても一方が努力しない場合などは波風が立ってしまう。

その場合に、どのように修復するかである。我が家では、めったに

波風は立たないが、それでも立ってしまう場合がある。言い合いに

なることはない。しかし沈黙が訪れる。この場合に、耐えられるのは

わずかに1時間ほど。いつも・・私から「ごめん」と言うか、声を

かけて収束する。妻がごめんといったことは一度もない。

 こんなことを、私はつい書いてしまう。何事も隠さないというのが

私の美点でもあり欠点なのだ。ところが、以前に妻が掃除が好きで

こまる、二日に1度は必ず掃除をする。なにがあっても2日に1度を

守り通す。きれいにしてくれるのは嬉しいが、時として困ることが

ある。掃除が趣味のようになっているのかも・・・と書いたことが

あった。 そのことを、だれかが妻に言ったらしい。「紀子さんは

掃除が趣味のようなんだって・・」と。妻は帰宅後にその話をした

わけではない。ずっと胸にしまっておいたのだろうとおもう。

ある日の話の中で、急に泣きだした。妻が泣くなどあまり見たことが

ないだけに驚いた。泣きながら言った言葉は「私は趣味で掃除をして

いるわけではありません!!」と。いやはや驚いた。悪い意味で妻の

掃除の話をした覚えはないし、だれかも、悪い意味では言っていない

はずなのだが・・彼女にはカチン!!と来たのかもしれない。

 なんでもこうして書いているが・・妻にとっては書いてほしくない

ことばかりかもしれない。 欠点ばかりの私を、許しながら、支え続

けてくれているのだろうと、心から感謝しているのだが、あまり感謝の

気持ちが伝わったような感じもない。夫婦とは、お互いを認め合い?

許しあい?ながら、暮らしてるのだろうな・・と思う。 満点までとは

いかないが、80点はお互いに与えているような気もしている。