人生って平坦ではないと思っています。平坦な道のようであっても
必ず岐路が訪れる。どっちへ行こうか、右か左か上か下か、前か後ろか、
行き先が定まらない、決心が出来ない。
子供のころでは、それが学校選びであったりします。親が勧める学校
へ素直に行ける子供もあれば、行きたくないと思う子供もいる。または、
行こうと思って努力したが志望校へは行けなかったという場合もある。
思い通りにいなない悔しさを最初に思い知らされるのが人によっては
12才であり15歳だったりします。もちろんその次に18歳が待って
います。これらを難なく、すべてを簡単にクリアーしていく人もいるの
でしょう。キャリアー族と言われる人々は、そんな中から生まれるのかも
しれません。18歳になって、または22歳になって新たな人生を踏み出
す人たちの思いはどんなものなのでしょう。今の社会の中にあっては、
特に最近のように売り手市場と言われる時代にあって、なにを根拠に職場
を選ぶのだろうかとおもう。自分の人生にとって、とても重要なスタート
をどういう職場で、どういう形で切ろうとしているのだろうか?
就職内定してからも迷いに迷って選び直すのか、初心を貫くのか、それも
人生の選択である。しっかりとした目標を持って、あるいは自分のスキル
を活かせる場所でのスタートならば、あまり迷いはないだろう。しかし、
定かな目標もなく社名だけを頼りに入社した場合には、入社後の配属に
よっては5月病が襲ってくるかもしれない。来春の就職に向けた運動が
活発なこの時期に、若者たちの今後の人生に思いを馳せ応援したくなる。
世の中の多くはノンキャリアー族なのです。わたし自身もノンキャリア
族ですから、そういう人たちをついつい応援したくなります。