実は、私はオーストラリアのボランティア活動に感動していた。
パースで社会服地法人を立ち上げたこともあって、現地の大手の
ボランティア団体と提携していたので、あちらのボランティアたち
の活動ぶりを知っている。 自分の時間をこまめにボランティアに
充てて計画的な活動をしていることは日本には見られないのではと
思ったりしていた。
しかし、帰国して14年が経ち、日本のボランティアの人たちを
見ていて感じることがある。まず、最初に「えらい」「すごい」と
言いたい。 日本は災害大国なので、ボランティア活動には力仕事
が多い。 被災された方々から最も喜ばれるのは、そういう力仕事
をやってくれることだろうと思う。 被災者が高齢の場合など尚更
だとおもう。 今、大雨で床上、床下浸水した家屋などは、泥掻き
が大変だが、ボランティアに来てくれる人が少ないそうだ。
そりゃ・・泥掻きは大変だ。昔やった経験があるが、腰が痛くなる。
いずれにしても、日本の災害に関わるボランティアは力仕事が多く
大変だと思われる。 豪州などは、ほとんど災害と言うものが少ない
のでボランティアの体系も違うようだ。 一般的な弱者には豪州の
ボランティアのあり方はありがたいことだが、日本の場合のように
力仕事が必要なボランティアに参加する人たちに敬意を表したい。