中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

グレタ・トゥンべリさんの温暖化阻止運動

 16歳の環境運動家グレタ・トゥンべリさんが今日「もう一つのノーベル平和賞

を受賞した。彼女の温暖化への抗議運動は世界中の若者たちを引き込み大きな

うねりになっている。

 世界各地で彼女の運動に賛同するためのデモ行進した若者は多い。各国の

メディアもこれほどの広がりを見せるとは・・と報道している。「グローバル

気候マーチ(Climate Strike)」は、気候関連では過去最大と米メディアも報道

している。さらに9月23日には、トゥンベリさんを含む12カ国16人の子ども

たちが原告となり、環境汚染大国としてドイツ、フランス、ブラジルなどが

子どもの権利を侵害したとして裁判を起こした。今に日本もその対象国になる

に違いない。

 約1年前、トゥンベリさんがたった1人で始めた抗議行動は世界約400万人

の子どもや若者らを立ち上がらせ、デモは、過去になかった広がりを見せて

いる。 デモに参加した若者たちが次のようなことを書いている。まったく

その通りだなと思える。

 「将来のために勉強しろと言うが、私の将来はもう破壊されている」

 「大人は老衰で死ぬけど、僕は気候変動で死ぬ」

 

こうした中、「気候行動サミット」のためニューヨーク入りした小泉進次郎

環境相は、ステーキ店を訪れて批判された。欧米では畜産業は環境汚染業界と

して批判が相次いでいる。 ずいぶん以前に私も書いたが牛の飼育には多くの

環境問題が凝縮された形で存在するからだ。

(関心のある方は、牛の飼育と環境問題などを検索するといいかもしれない)

小泉さんは9月22日の外国メディアとの記者会見では、環境運動は「楽しく」

「カッコよく」「セクシー」であるべきと発言して??と思わせた。なぜならば

政治家がセクシーでと発言する場合には具体的な提案がある時だとされるからだ。

しかし海外メディアに「どうやって二酸化炭素や火力発電を減らしますか?」と

問われ小泉環境相は「私は先週大臣になったばかりですから」としか言えなかった。

まあ、安倍首相に上手く嵌められた形の「環境大臣」だから・・・とはいうものの、

これまで地球温暖化と日本についての持論を持っていなかったのだろうか?と思って

しまった。 ステーキ店に入って顰蹙をかうとは思ってもいなかっただろうが、環境

大臣としては気をつけるべきだったかもしれない。 私も牛肉が好きだが、以前は

牛肉をあまり食べなかった中国人が食するようになってきたので消費量が急増して、

ますます地球温暖化を加速させるかもしれない。 電気がないと困るし、牛肉も

食べたいし・・。でも若者たちが言うように、30年後、40年後、50年後の地球は

恐ろしいかも知れない。