第4次安倍内閣の目玉として入閣した小泉進次郎氏が任されたのは
環境省だった。さて、環境大臣として彼がやるべきことはないか?
ある意味においてやりがいのある仕事でもあり、考えようによっては
にっちもさっちもいかない難しい立場に置かれる可能性もある。
その中で、彼が柔軟に仕事をこなすことが出来れば次代の総理大臣の
器であることを世に示すこともできるというものだ。
まず前任大臣が溜まり続ける「汚染水」は、海の放出する以外に
方法はないと放言したことを重視すべきだと思う。汚染水タンクを
置く場所さえなくなりつつある現状でも、汚染水は日々発生している。
安倍首相が東京五輪誘致に際して放射線クリーンを世界に確約した
にもかかわらず、クリーンとは程遠い現状だ。「お・も・て・な・し」
で東京五輪誘致に関わったクリステルさんと結婚した小泉さん、この
問題とどうかかわるのか、腕の見せどころではある。 そしえ、父親の
小泉純一郎元・首相は「原発反対」の立場を崩していない。これとも
どう向き合うのかが試される。トランプが一方的に離脱した「パリ協定」
との取り組みも大切な仕事だ。環境問題は今や最も重大なことであるにも
かかわらず、手の出だしようもない難しさもある。世界の国々との交渉は
簡単ではない。ブラジルのようにアマゾンの森林火災を容認し、地球上の
酸素の補給さえ我が物顔に考えるような「自分こそ一番大事」というトランプ
主義者が増えている中で、世界の会議の場で、小泉氏がどのように切り込む
ことができるのか、できないのか、黙るのか、、それをみて行きたい。