日本を襲った台風19号の被害が世界から注目されている。
国連で9月、各国首脳を前に「怒りの演説」を行って世界の注目を
あびたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)
をはじめ、世界的に気候変動への再認識が呼び掛けられる中で、
日本を襲った台風19号が、がぜん関心の的となったのだ。
台風発生から、高い海水温によって急成長し、大量の湿気を保った
まま一直線に日本に向かってきた19号は、大型勢力が衰えること
なく本土に上陸して大量の多大な雨を降らせた。いうまでもなく
温暖化による海水温の上昇が原因だと考える人は多い。
フランスのAFP通信は13日、埼玉県川越市発で配信し、特別
養護老人ホームが被災した様子を報道し、英BBC放送は、長野市
の車両センターで水没した新幹線の状況を伝えた。
海水温の上昇で気温も上昇し、北極の氷や世界各地の氷河が解ける。
それは海底海流の沈み込みが少なくなり地球の自然のクーラー的効果も
少なくなることを物語っている。温暖化は止まらないとすれば、地球
はどうなるのだろうかという大問題につながる。
グレタ・トゥンベリさん(16)が、世界に訴えたい気持ちはだれに
でもあるのではないだろうか。それでも、動く人と、他人事のように
動かない人に別れる。それも人の常だろう。