何事もそうだけど、なかなか思うようにはならないですね。
こうしたいとか、こうでありたいとかと思っていても流は
別の方向にむかってしまうなんてことは日常的。
「諸行無常」と言う言葉がありますが、意味を理解しないで
使っている人もおられます。
用語の一つらしい。「万物は常に変化していて、少しの間も
とどまらない」という意味なのですね。まことに、その通りで
万物の変化はとどまることを知らない。
自然現象などは、人間がどんなにがんばっても変えることが
できない。戦後の話だけど、台風など原爆を台風の中心に落とせば
消えてなくなる・・なんて思っていた人が結構たくさんいたもの
なのです。無知と言えばそのとおりで、無知の極限ですね。
でも、諸行無常の中で流れに沿いながら?生きる?流れに流され
ないで生きる? どうなのでしょうか?
「流れに竿さす」という言葉がありますね。この言葉がどれほど
理解されているかを調査した結果があります。
本来の意味を理解している人がこんなにも少ないのです。
間違って使っている人の方が圧倒的に多いというのも不思議
ですね。この世の中・・竿さした方がいいのかいけないのか?
ちゃんと理解していなければ、話は全く逆のことになりかねません。
平成14年度調査 | 平成18年度調査 | 平成24年度調査 | |
傾向に乗って、ある事柄の勢いを増すような行為をする (本来の意味とされる) |
12.4パーセント | 17.5パーセント | 23.4パーセント |
傾向に逆らって、ある事柄の勢いを失わせるような行為をする (本来の意味ではない) |
63.6パーセント | 62.2パーセント | 59.4パーセント |