中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

バスケ・買春問題、選手団組織にも責任が

 アジア大会の日本代表に選ばれていたバスケの選手4人がジャカルタ市内で
買春をしていた問題は言語道断だと言っていいが、メディアの伝え方をみていると
ちょっと納得できないものがある。
 彼ら4人が日本チームの公式ウエアを着用していたことがことのほか大きく報道
されているが、では公式ウエアを着ていなければよかったのかという問題だ。
 公式ウエアを着用して軽率な行為に及んだことについては、まったく言語道断
としか言いようがないが、インドネシアの(ジャカルタ特別州)法律では買春は禁固刑
及び罰金刑とされている犯罪なのである。 公式ウエアの問題ではなく買春そのもが
問題なのである。
 彼らに、そういう行為を仲介したのは現地滞在の邦人だという。実はここが大事な
ことなのだ。 私が14年間いた豪州・パースの場合でもそうだったが・・日本人が
日本人をだましたり、この手の犯罪に引き込むことが多い。 世界中の都市に、この
ような邦人がたくさんいるだろうということを、選手団を率いる人たちは知っておくべき
だろう。
 日本のプロ野球で多くの記録を残した名選手のKがダメになってしまったのも、彼が
高校日本代表として韓国に行った際に買春し、梅毒に罹ったのを、時の監督などが
秘密裏に処理してしまったために、彼に反省の機会さえ与えなかったのが、彼を
傍若無人なタイプ(に見える)してしまったのではないかと思っている。
 井戸の中の蛙的な日本人は世界を知らない。世界を知らないということは恐ろしい。
海外旅行に行っても世界を知る機会になってない。 
 700人以上もの選手団を送りながら、わずか数日で恥ずかしい問題行動をして
しまった。 選手教育は簡単ではないとおもえるが、今後は毅然とした態度で取り
組んでほしいものだ。