これまでに書いてきたように、売春というの多くの国で昔か存在する。
戦後にもずっと続いていて、日本の男性が韓国通いをしていた。
いつしか韓国から台湾、フイリピン、タイなどへと日本の男性が「買い物」
に行っていたものだ。そういうことがあったのはもちろん戦後のことなのだが、
僅か100年ちょっと前までは、日本の女性が東南アジアなどに売られて
いたことも知ってほしい。
「サンダカ八番娼館」などを是非とも読んでほしい。この作品は同じタイトルで
映画化されているので映画で観てもよいのだが、ノンフイクッション作品が
素晴らしい。
豪州・パースにも彼女たちの墓があったことにショックを覚えたことがある。
私は公娼制度があった時からそういう行為をしていないが、青線になってからも
外国へも、買春目当てに行ったことは一度もないから、こういうことを書けるの
だが、私の聞き知っている限り、男性の半分以上は「買春」をしているのではないか
と思っている。今では、女性の方からそのような場所に身を置く人が多いらしいから
時代は変わったというべきか。
では、なぜ慰安婦問題と言うのが存在するのか・・・である。
女衒(ぜげん)が女性を集め、娼館経営者がそういうことをやっていただけなら
問題とはならない。
軍隊と言うものは、多くの男性が移動する。男性の性的な欲望と言うものは、欲望に
苦しんだものでないと分り辛いだろうが、欲望をこらえるということはかなり厳しい。
欲望をこらえさせていては「戦意」が衰えるから、兵隊たちには休暇の折に欲望
処理をしてくるようにと上官は言うらしい。どこの国でも、今でもである。