中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

南北首脳会談から見えるもの

 今日の南北朝鮮首脳会談における「板門店宣言」を皆さんはどのように
受け止められましたか?
 宣言では、①朝鮮半島の非核化 ②恒久的な平和の定着 ③南北関係の
進展が主な議題になった。
 最大の焦点である非核化について宣言は、
「南北は完全な非核化を通じ、核のない朝鮮半島を実現するという共同の
目標を確認した」と明記した
 では北の非核化は近いうちに実現するのだろうか? 答えはNO!でしょう。
 この宣言から読み取れることは、韓国からアメリカ軍が出ていくことという
伏線がある。 アメリカがそれをOKと言うか言わないか・・が問題だ。
 ②の恒久的な平和の定着の中には朝鮮戦争終結を、休戦協定に署名している
南北朝鮮とアメリカ、義勇軍ゆえに署名していない中国も加えて「終戦」協議を
しようと言うことなのだ。 日本は入っていない。
 米朝首脳会談は成功するかどうかはアメリカの決断にかかってきそうなことに
なってきそうだ。 だが、米朝首脳会談が決裂すればアメリカは北を攻撃すると
安倍首相に伝えたような雰囲気があり、それは安倍への気休めを言ったのか、
本気なのかは分からない。 
 アメリカが大陸間弾道ミサイルの破棄だけで妥協する可能性は依然として
残っている。 2000年の金大中大統領に続いて韓国の文大統領がノーベル平和賞
受賞につながるかどうか・・。 決断の仕方によってはトランプ氏も共同受賞がある
かもしれない展開ではある。