中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

小さな社会での内紛だったのか

 今回の日馬富士事件発覚後の経緯をみていると、小さく特殊な社会での
内紛だったと結論付けてもいいのではないかと思う。
 相撲協会の体質が古いことは知られているが、なにしろ伝統競技だし、
NHKがTVで完全放送していることから「大きな社会」のような勘違いも
ある。今回の事件を機に、NHKもTV放送を見直すべきではないだろうか。
 昔から相撲取りに「よいしょ」するフアンが多く、相撲取りにはその人気に
溺れてしまった人も少ないない。女性フアンに取り込まれて、幕内に上がる
こともできないままに相撲社会から消えてしまった力士も多い。
 そういう「たにまち」にも責任の一端を感じてほしい。
 親方制度はとても分かりにくい制度だ。一言で言えば、強い力士を持って
いる親方には実入りがよくなるようになっている。当然と言えば当然だが、
「同門」などという、今ではとてもあいまいになった部屋関係もややこしい。
部屋同士の争いで競争心が生まれ強い力士を生むことにもなるが、同門
関係が八百長を生む土壌にもなる。
 今回のような白鵬組[石の結束]と言われる部屋を超えたモンゴル集団に
違和感を持つ理事もいるようだ。
 白鵬も、自分の力を過信しているようで、勝負が決まったのに「物言い」に
長時間を立ちつくすという我がままをやってのけた。重大なルール違反だった。
 優勝インタビューでも過信発言があり、万歳三唱など、思い上がった行動
もあった。 ここまで白鵬の勝手気ままを許せば相撲道というものが消えて
しまいかねない。
 かといって、大相撲協会の自浄作用が働かない限り、所詮は内紛でしか
ない。チケットが発売30分で売り切れたというようなブームは、今回の事件で
去ったと思うほうがよい。
 もう一度・・何回も・・そうだったのだが・・今回も、もう一度しっかり内部を
固めをして欲しいものだ。モンゴル力士に、通訳を入れて、しっかりルールを
教えておくべきだ。
 優勝回数とか連勝とかは、昔と今とでは違う。白鵬をあまりおだてて、
雲の上に上げないように、フアンも自粛すべきだと感じた。
 私の中では、白鵬は「黒鵬」になってしまった。
これまでの勝ち星の中にいくつあるのだろうか・・
「強烈な張り手」が・・「かち上げ」が・・。立ち合いの一瞬、ばバ~~ン!!と
一発顔を殴る、相手がひるんだすきに、サッと差す。組手を有利にして投げる。
 でも、白鵬が張り手をやられたら、怒るんだそうだ。誰に向かって張って
いるんだ!!と。
 まあ・・そういう世界だからね。 開かれた世界のスポーツではないんだよね。
八百長なんかあって当然の世界だったのだから。