中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大相撲協会に「膿(うみ)」があるのか

 昨日の白鵬の優勝インタビューで「膿を出し切って」という発言は
波紋を広げている。
 多分「膿」があるだろうと思っている。
 相撲協会というのは、ごくごく狭い世界なのだから「膿」が溜まりやすい。
NHKがすべてを放送しているスポーツなんて他にはない。相撲だけが
特別扱いされている。だから国民の多くは開かれたものだと勘違いして
いるかももしれない。
 組織の体質が古く、組織つくりも分かりにくいものになっている。
部屋とか、部屋と部屋のつながりとか、親方制度とか、どれもこれも、
83歳の私すら、以前から「けったいなもの」「すっきりしてほしい」などと
思ってきたものだ。
 いまだに、へんてこりんな組織がそのままというのは、おかしい。
金の取り分も分かりにくい。だから・・「膿」は貯まりやすい。
 狭い社会だから「隠し安い」。だから「膿」が溜まりやすい。
今度の事件をきっかけとして、組織改革を行ってほしいのだけれど、
相撲協会を取り巻いている人々も「任せられる人」ばかりではない。
 結果はどうなるか分からないが、私個人の意見としては、日馬富士
(一発殴ったというようなものではないから)の暴力は許されるものでは
絶対ない。どこの世界だって許されないだろう。だから「横綱はく奪」
が今後の相撲界にとっても一番良い判断だと思う。
 そして、実力を発揮できていない横綱鶴竜稀勢の里には、来場所が
横綱にとってのけじめ場所だと言ってほしい。
 政界でもどの世界でも、けじめというものが大事なのだ。
貴乃花親方も協会に対して不信感を持っているからこそ、今回の調査に
強力しなかったのだろうが、「膿」を出すために、しっかり発言してほしい。
親方の言う「改革」をするからには、膿をすべて出し尽くすことだろう。