貴乃花親方は組織の一員として、組織に従わなかったと
処分を受けたことで、「当然だ」という人もいれば「処分は間違いだ」と
言う人もいるでしょう。
土俵の上での戦いが、手に汗握る熱戦が少なくなって、星取りで
収入を増やすことだけに熱心な人たちによって「馴れ合い」相撲が
あるとすれば、相撲フアンとすれば悲しい。
ガチンコ相撲をと叫び続ける貴乃花親方は、協会に対して「改革」を
叫び続けている。
でも、今回の暴力事件では、それを梃子に改革を成し遂げようとした
貴乃花親方の作戦が失敗し、逆手に取られて処分を科せられてしまった。
しかし、モンゴルの三横綱が今回の暴力事件の場にいたことは明らか
なのに、同席していた人の誰からも協会へ連絡がなかったということは、
協会が信頼されていないからではないか。
それでも、あまりにひどい暴力だったので、この事件が外に漏れてきた
のだった。 貴乃花親方を「この際に追放したい」という人たちは、大相撲の
中で「外に漏れては困る相撲が数多い」ことを知っていて知らぬふりを
していたい人たちではないだろうか。
１月４日だけでは終わらないこの事件。暴力事件とは別の土俵外の
大相撲となってきたようだ。 次の理事選挙の結果と協議会の決定まで
目が離せない。
多くの方がたの支援で貴乃花親方を守ろうではありませんか。
