中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

報告しなかった?貴乃花親方処分

 今回の貴乃花親方への処分について一つだけ書いておきたいことがある。
 協会への通知を怠ったという問題だ。
 貴ノ岩関が事件を隠していたので親方が知ったのは1週間も後だった。
事件の内容を知って、「これは警察に任せるべき問題だ」と判断して警察に
被害届を出した。協会は警察からの連絡で事情をしることとなった。
協会に報告すればもみ消されると思ったのだろう。そう考えるには、そのような
過去があったからだろう。
 協会は親方から事情説明がなかったと言うが、それよりも、事件の現場に
いた三横綱から協会に連絡なかったことを重視すべきだろう。
 3横綱は、暴力を行った日馬富士と暴力を止められなかった白鵬鶴竜
給与による処分としたが、事件を報告しなかった白鵬鶴竜に出場停止2場所とか
降格とかの処分をすべきだったと考えている。
 他のスポーツ団体や一般企業、学校などで同様の事件が起こった場合に
どのような結果となるかを考えれば、やはり相撲協会は(危機管理委員会も
協議会も含めて)一般社会と較べて非常に狭く異常な社会なのだと思う。
 学校の場合を考えるとわかり易いかもしれない。学校と言うのは特別に
保守的なところである。なるべくなら隠したいと思っている。隠すことで
暴力やいじめが多発する土壌を作ってしまう。校内で起こった暴力事件
(頭が割れるような)を教頭が校長に伝えずに警察に連絡したことで、教頭が
処分を受けたよなものだという、TVでの解説は分かりやすい。
 プロ野球の世界に話を置き換えても良い。いろんな社会に置き換えて
考えることで、相撲協会の異常さが分かるような気がする。私は相撲協会
言うよりも、相撲協会を取り巻く人たちの、大相撲への認識がずれているように
思えるのだ。 国技なら国技としてもっと深く考えよ。国技ではないのなら一般
スポーツと同じ組織体にすべきだろう。 国技としての「品格」を重んじるのなら
しっかりした通訳を置いて「品格」を教えるべきだと思う。品格のない横綱
作っているのは「相撲協会」であり、「横綱審議委員会」であり「評議委員会」
なのだから。