中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

利権囲い込みの理事選だった

 大相撲のことを書きすぎている??と感じておられる方もいるかも??
でも、双葉山の相撲をこの目で見た人間なんて言う人が少なくなっている
のだから・・そんな時代から大相撲を観てきた一人だから・・言わせてよね。

 大相撲の理事選挙とは「小さな社会」と、それを取り巻く
人たちの利権囲い込みだったと考えれば、すべてが理解できる。
 今回の一大騒動の根源は日馬富士による貴ノ岩への暴行事件
だった。
大相撲界によく起こる暴行事件とは言え、今回の場合は頭に裂傷が
入るほどのものだった。 思わず手で殴ったというようなものではなく、
道具を使ったものであり、手が滑って落としたとは言うものの一時は
アイスピックを手にしていたことも確認されている。日馬富士が正常
だったとは、とても思えない過激な行動だった。
 それゆえに貴乃花親方は、相撲協会への連絡よりも警察への連絡を
優先したのだったが、その伏線には、これまで協会内の暴力事件が
すべてうやむやのうちに処理されてきたという事実があった。そういう
協会内の体質改善を訴え続けていた貴乃花親方にとっては貴ノ岩
への暴行をとても許すことができなかったのだろう。
 しかし、結果としては日馬富士にはわずか50万円の罰金だけという
結果を受けて貴乃花親方はショックを受けたに違いない。事件現場に
居ながら処分が軽かった白鵬への協会の姿勢にも憤りがあっただろう。
 結果的には、被害者であったはずの貴乃花親方(部屋)には大きな
打撃だけが残された。理事を解任され、貴ノ岩の回復はままならず、
その地位を落とし、部屋の維持にも打撃を受けるという、一人損の形と
なった。 大相撲界には「寄ってたかる」連中が存在する。
そういう人たちが現状維持派を支えている。今、貴乃花親方をあまり
良くないように解説している人たちには(NHKにもいる)保守派の
連中の一人だ。
 まあ・・改善、改革なんてあまり期待しないでいるほうが気楽に相撲
楽しめるのかもしれない。
 今回新しく理事になった阿武松親方は、なかなか弁が立つということ
なので貴乃花一門を代弁する形で改革に寄与するかもしれないと期待
している。
 今回一門から2票を回し理事当選させた山響親方も、それに応えて
くれるかもしれない・・と、期待するしかない。
 ここで、はっきり書いておくが、白鵬は「かち上げ」の際に肘に
装着しているサポーターは非常に硬いものだそうだ。どうもかち上げの
道具としてサポーターを装着しているらしい。とても卑怯な手段だという
ことを言いたい。