昨日(2月6日)の毎日新聞「余禄」には「影」について書かれている。
この記事は毎日新聞で検索すると読めると思うので、できたら
読んでみてください。
その中に、村上春樹さんのスピーチを引用している部分がある。
「全ての社会と国家にも影があり、向き合わなければならない。
われわれは影から目を背けがちで、排除しようとさえする」
「影と向き合わなければ、いつか影はもっと強大になって戻って
来るだろう」
村上さんのスピーチを引用しながら、安倍首相はトランプとの会談で
アメリカの陰の部分に言及するのか、目を背けるのか? と結んでいる。
これを読んで、自分のことを考えてみた。
私は影の部分を避けてきたことがない。10代で身体障害者と向き合えて
いた。
50歳で、あらゆる高校の受験に失敗した生徒たちを受け入れる高校を
作ったのも、落ちこぼれと言われる影の生徒たちに光をあてたかった
からだ。
60歳代では豪州のパースで、政府認可の社会福祉法人サポートネット
虹の会を立ち上げたのも、外国にあって高齢を迎える人たち(その頃は
戦争花嫁たち)へ手を差し伸べるためだった。
2005年帰国してすぐに立ち上げたのは、2つの「がん患者会」だった。
一つは「はりま粒友クラブ」もうひ戸津は「日本がん楽会」だった。
がん患者は、いまでも影の部分のように思われている。それは人々が
無知だからだ。
私の自慢は、ぶれることなく、自分の主義主張を貫いてきたことだと
自負している。 自慢話は嫌がられryけど、他人の悪口を言いふらす
連中よりは良いと思っている。
悪口を言うなら、政治家とか芸能人とかにすべきなのだが、世間には
親しい人の悪口を言う人が多い・・・と、村上春樹さんも「ラジオ」の中に
書いている。