第9巡回連邦控訴裁判所が口頭弁論の期日を7日に設定した。
入国禁止の大統領令に対し差し止めを命じた米連邦地裁の
仮処分に対し、政権側が不服を申し立てている。
口頭弁論は米東部標準時の7日午後6時から1時間にわたって
電話で行われ、大統領令を継続するかどうかについて3人の
裁判官が判断を示す。
同裁判所がどんな判断を示したとしても、次は連邦最高裁に持ち
込まれる公算が大きい。
メディアを敵に回し、今度は司法まで敵に回すと、トランプ氏と
言えども苦しくなるだろう。
就任後、立て続けに、熟慮しないで出し続けた大統領令の一端が
ここでどの方向に向かうのかによって、アメリカの将来にも
影響する。それだけに司法当局も慎重になるだろう。
大統領令の乱発やツイートも、熟慮あってのものであってほしい。