中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

早くも破たんが見え隠れするトランプ政権

 トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスで急きょ記者会見を開き
 約80分間も喋りまくったが、その内容は自己宣伝だけの内容の
 ないものだった。
 この記者会見をみていて感じたのは、早くもトランプ政権が追い込まれ、
 自信を失いつつあるということだった。
 トランプ氏は 「正直に言えば、私は混乱を引き継いでしまった。国内外
 での混乱だ」と話した。
 このような言い訳を言うなんて、ちょっと信じられないが、メディアを敵に
 まわしているだけに、追及も厳しい。
 彼は、就任4週間で信じられないほどの仕事をしてきたと言っているが、
 いったい彼はどんな仕事をしたというのだろうか。
 なるほど…と思えるような仕事は何人ると言ってよいほどやっていない。
 中東7か国からの入国禁止命令に至っては、裁判所から差し止めされて
 しまい、司法当局ともうまくいっていない。
 メキシコ国境の「壁」も、言っただけであり、実現するかどうかも分からないし、
 その費用の出どころもない。
 言いたい放題、命令出し放題・・・をしてきたが、それは「仕事」をやったこと
 にはならない。
 そういうタイミングで、安倍首相が尖閣諸島の安保確認ができたのは幸い
 だった。
 トランプ氏はネタニヤフ首相との会談でも、踏み込むのを避けている。
 火薬庫に火を持ち込むことの危うさを、少しは感じ取ったのだろうか。
 それにしても、新任大統領の記者会見としては「お粗末」そのものだった。
 観ていて、馬鹿らしくさえ感じた。
 これがアメリカの大統領かと、情けなく思ったのは、私だけではないだろうと
 思うが・・どうだろうか。