大河ドラマ「おんな城主直虎」は、まずまずの出足だったようだ。
大河ドラマが初めて放送されたのは1963年4月7日から
12月29日までの「花の生涯」だった。
井伊直虎の末裔ということに「おんな城主直虎」ではなっているが、
かなり強引な見解だと私は思っている。
今回のドラマを作ったのだと考えれば、なるほどと思ってしまう。
尾上松緑さんと佐田敬二さんが印象的だったドラマだった。
幕末の幕閣であった井伊直弼の評価は大きく分かれるが、私は
井伊直弼を大きく評価している。
井伊直弼の生涯は、なかなか面白い。
若い人が原作「花の生涯」を読んでみないかな・・。
ものすごい視聴率を取った作品でもある。
このドラマに使われた太鼓の音が今も耳に残っている感じがする。
赤穂浪士と言えば、仇討物語だが、脚本が上手で今のような人気
作品(歌舞伎、芝居、ドラマ、えいが)になっている。
この物語は、見方を換えれば、いじめに耐えきれなくなった赤穂の
殿様が上司である吉良氏を殿中で刃傷に及んだことが事件の最初
だった。
辛抱のたりないボンボン殿様という感じがする。
この程度のいじめなど、東京都庁や各省庁内で、毎日たくさん起こって
いる。
殿様が短気で起こした事件を、幕府の裁き方への反論も踏まえて、
吉良邸への仇討のために、部下たちを組織的にまとめたことがすごい。