中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

最初の大河ドラマを思い出している。

 大河ドラマ「おんな城主直虎」は、まずまずの出足だったようだ。
 大河ドラマが初めて放送されたのは1963年4月7日から
 12月29日までの「花の生涯」だった。
 井伊直虎の末裔ということに「おんな城主直虎」ではなっているが、
 かなり強引な見解だと私は思っている。
 それにしても、第1回の「花の生涯」の井伊直弼の成功にあやかって
 今回のドラマを作ったのだと考えれば、なるほどと思ってしまう。
 尾上松緑さんと佐田敬二さんが印象的だったドラマだった。
 幕末の幕閣であった井伊直弼の評価は大きく分かれるが、私は
 井伊直弼を大きく評価している。
 井伊直弼の生涯は、なかなか面白い。
 若い人が原作「花の生涯」を読んでみないかな・・。
 大河ドラマ第2作は「赤穂浪士」で、1月から12月までの放送だった。
 ものすごい視聴率を取った作品でもある。
 このドラマに使われた太鼓の音が今も耳に残っている感じがする。
 赤穂浪士と言えば、仇討物語だが、脚本が上手で今のような人気
 作品(歌舞伎、芝居、ドラマ、えいが)になっている。
 この物語は、見方を換えれば、いじめに耐えきれなくなった赤穂の
 殿様が上司である吉良氏を殿中で刃傷に及んだことが事件の最初
 だった。
 辛抱のたりないボンボン殿様という感じがする。
 この程度のいじめなど、東京都庁や各省庁内で、毎日たくさん起こって
 いる。
 殿様が短気で起こした事件を、幕府の裁き方への反論も踏まえて、
 吉良邸への仇討のために、部下たちを組織的にまとめたことがすごい。