中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

米・大統領選、アメリカが揺れている (3)

 今年の大統領選挙はかつてない荒れ方をしています。
 クリントン氏とトランプ氏の討論会も、お互いが罵り合う
 だけで、政策の論議も行われないというレベルの低いものに
 なっています。
  それだけではありません。両候補の支持者たちがお互いに
 罵り合うという恐ろしい社会現象が起こっています。
  アメリカは白人が約70%  アフリカ系が約13%
  アジア系が約5%  ヒスパニック系が約17% 
 その他5%(なぜか100%になりませんが)と言われています。
  人種、文化がうまく混じりあっているように感じていたが、
 トランプ現象によって、バラバラになってきているようなのです。
  それはオバマ大統領への反発から生まれたものだと言えるようです。
 オバマ政権になってから、ヒスパニック系だけでも1000万人増えて
 います。白人社会がWASPでなくても、ともかく白人社会を
 守りたいと結束を深めているように感じます。
 白人でアングロサクソンであることだけでも結束しようとしている
 ように私には見えます。
 白人支配の国に住んでみると理解できると思いますが、彼らの
 白人支配願望には揺るぎがない。
 オバマを選んだ後悔から、キューバー移民の子孫を振り落として
 共和党がトランプ氏を選んだ構図が見えてきたでしょうか。
 (4に続く)