中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

トランプ氏を好きな日本人はいるのだろうか?

 トランプ大統領が登場して3年が経つ。来年の11月3日は大統領選挙だ。

トランプ氏が当選した時に、日本人のほとんどが、アッと言った。

まさか・・と思った。彼の過去を知っている人ほど驚いたものだ。

 3年経って、なにが見えてきたのだろうか? アメリカと言う国の

分裂というか、アメリカドリームの喪失感ではないだろうか。

アメリカと言う国は、何か希望が持てる国だった。ニューヨークに

はじめて行った時に感じたのは、その人種の多さと融合と活力だった。

この国には未来があるな~と、そのときつくずく思ったものだった。

しかし、今は違う。アメリカが嫌いな人は出て行け~と、トランプ氏

が言った。 文句があるなら出て行けとは傲慢すぎて受け入れられない。

アメリカは、そんな国ではなかったはずだ。アメリカに夢を求めている

人がいっぱいいる国だった。排除する国ではなかった。 不法入国して

5年間出国しないで、犯罪歴もなければグリーンビザをあげましょうと

言う国だった。その寛容さに驚いたものだった。

 今のアメリカはおかしいぞ。このままでは分裂するぞ。国内で文化的

な分裂を招いてしまうぞ・・と思ってしまう。ワンチームだったアメリ

が、分裂チームになってしまうのではと思う。来年の大統領選挙を控えて

対抗馬になる民主党からの候補に強力な人が現われてない。このままでは

トランプ時代が続いてしまう可能性まである。 もうそうなったら、ます

ますアメリカに夢をもてなくなってしまう・・と恐れる。なにが白人主義

なのか?どこまでが白人なのか?それさえ怪しい。白人ばかりになったら、

そこでまた、お前は白人じゃないとか、お前はXX人系だろうと争うのだ

ろうか。 中国には少数民族が多い。ときに独立運動も起こる。圧力も

加える。だが・・新中国になってから一貫しているのは、すべてが中国人

だと定義していることなのだ。そこは凄いとは思う。モンゴル人に全土が

奪われ「元時代」が起こり、満州人に全土が支配され「清時代」が起こった

中国である。懐はアメリカよりも深いと思っている。元も清も数百年に

及ぶ支配だったのだ。そういう目で香港問題をみていると、その先も見えて

きそうな気がする。アメリカは、そういう意味でも歴史が浅い国なのだと

思うのだ。歴史のパターンでものを考えることも必要かもしれない。

黒人奴隷を入れ、アイルランド移民を入れ・・発展していったアメリカが、

文句あるなら出て行けとは・・トランプさんよ、あんたもドイツから来たん

でしょうが・・と言いたい。