中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ドラマ「刑事フォイル」からみる人種差別

 BSプレミアムの「刑事フォイル」が素晴らしい。
イギリスと言う国は、いまはEU離脱で救いようのない大混迷の時代を送っているが、
こんなドラマを作り続けられるのなら・・・やはりすごいとしか言いようがない。
 昨夜の場合は 1945年7月がドラマ設定になっていた。
欧州での戦争が終結し、米軍の本国帰還が進む中、白人兵と黒人兵の衝突回避を
名目に、駐留米軍から町に対して、人種分離政策の導入が提案される。町では一応
民主的に、その提案を受け入れるかどうかを話し合われる。
 ドラマの内容について、ここに書くつもりはない。 あの頃の人種差別が濃厚だった
ことを改めて、頭を殴られるほどに思い知らされたのだった。
 アメリカの人気ドラマだった「マッドメン」の中にも人種差別が色濃く描かれていた。
アメリカのひどい人種差別がようやく和らいできたのはオバマ大統領の誕生少し前
だった。 しかし、トランプ大統領になって、「白人主義」が復活しつつある現状を
おもうと、差別と言うものの奥深さを感じてしまう。
 白人と言っても、どこまでが白人か?と言う程度のものでしかない。白人の間でも
様々な差別が存在する。 ちょっと見ではわからないアジア人同士で差別がある
ように。 刑事フォイルは、見事な形で差別の醜さを描いていた。