アメリカ大統領選とWASPのことに触れてきました。
トランプ氏もクリントン氏も同じ白人なので、この点では
互角だと思っています。
しかし、黒人、ヒスパニック、アジア人などの少数民族に
理解を示してきたクリントン氏の方が、白人絶対主義者の
ようなトランプ氏よりも有利にみえます。
だが、今回の選挙の場合、ここまで罵り合いの汚いやり方
をしていては、ケンカ上手なトランプ氏の方が優勢になるかも
しれないのです。
少数民族系(黒人、ヒスパニック、アジア、その他)の中にも
お互いに反発しあうという泥仕合があり、人種と文化の対立と
いう構図が浮かびあがっているのです。
白人にもいろいろあり、アングロサクソンたちはケルト系の
人たちを見下ろしているという差別観があります。
アングロサクソン、ケルト系などというのは、検索した程度では
理解しえないと思います。歴史を紐解いてやっと理解できるかも
しれません。
JA・NEWS新聞に14年ほど前に書きましたが、アングロサクソン
のイングランドがアイルランドを400年にもわたって支配し、差別
してきた歴史などが分かれば理解が進むと思います。
因みに私たちがイギリスと言っている国の中にあるスコットランド
はアイルランドと同じケル系民族なのです。ややこしいですよね。
(続く)次回はプロテスタントとカトリックについて書きます。