中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

宮本マジックに嵌って動けず

 大げさではなく、読書なしでは生きていけない体質?なので
 どんな日でも必ず本を読む。なぜ必ずというかと言うと、トイレに
 本が置いてあるので、必ず読む。
 トイレだけでも1か月間に4,5冊は読むのではないか、と思う。
 妻が昨年読んだ本がある。
 絶対面白いから読んでね、いい人ばかりでてくるから気楽に読めるし・・
 と勧められていたのだけど、ほかに読みたい本が多すぎて、半年以上も
 見送っていた。
 見送った理由は、この本が単行本で約400ページで重いことだった。
 雑誌は神の質のせいで軽くできているし、文庫本は持ちやすいが、
 厚めの単行本を手持ちで読む手首の筋肉はなくなって読めない。
 単行本を読むときは書見台をテーブルの上において読む。
 書見台をセットするのが面倒で見送ってきたというわけでもある。
 本の題名は「田園発港行き自転車」(上下) 宮本 輝著 集英社
 昨日から読み始めたのだが、思っていたように、期待していたように、
 宮本マジックにはまってしまって本の虜になってしまっている。
 私は遅読の方なので、(下)を読み終えるまでにあと3日ぐらいかかるだろう。
 その間・・なんにもできない。
 宮本さんの作品には、たくさんの仕掛けがあり、推理小説ではないのに
 その仕掛けにはまって、次から次へと読者を引っ張っていく。
 この作品は、タイトルのように気軽に読めるようになっていて、文学性などに
 こだわっているふしはない。
 しかし、宮本マジックは健在で引きずり込まれていく感じを満喫している。
 皆さんもぜひご一読あれ! 気持ちが和やかになっていきまするぞ。