巷にはマッサージ業があふれている。
詳しいデーターはないが２０年前の倍以上あるのではないかとおもう。
いったいマッサージ屋さんではどんなことをやってもらえるのだろうか。
同じようで同じでない？？
それがわからない・・のが「あんま」指圧」「整体」 など。
どこがどのように違うのか？
それぞれに言い分が異なっていて正直なところわかりにくい。
あん摩、鍼灸などは資格者でないとダメなことは知っているが、
マッサージは資格など関係なく営業されているようだ。
開業には届け出も必要ないのかもしれない。会社組織のチェーン店
が増えているが、働いている人たちは有資格者ではないようなのだ。
それは・・まあ・どちらでも業界で解決してほしい問題だが、利用者と
しては、お願いしたいことがある。
そこで・・大げさに業界に提言というタイトルにした。
ちょっと肩こりがひどいので、久しぶりに３０分だけマッサージを受けた。
チェーン店になっている店らしいが、初めての利用だった。
最初に住所氏名など個人情報を書かされる。正直に書いたが、個人情報が
保護されるのかどうか・・危うい。ちゃんと「個人情報は洩らしません」と
用紙に記入しておいていただきたい。
ついで、この店では治療はしません。マッサージの結果として、何かあっても
当店は責任を負いません・・と言う趣旨の文章に同意してサインをさせられる。
初めての経験だった。料金は先払い制度になっていて、機械に表示されている
メニューを選び、料金を機械に投入する。この時点で、人間味が失われていて
寂しい感じがする。
体の中の問題点などを聞かれるので答えると、記入されていた。
ところが、いざ始まってみると、どこにでもあるようなマッサージなのだが、
だんだん恐ろしくなってきた。
なぜかというと、昨年第２腰椎の圧迫骨折をしたことがあるので、腰周辺は
触らないようにと依頼したのだが、胸椎部分には遠慮なく力が籠められる。
「あのさ・・高齢者への対応なんて教育を受けたことある？」と尋ねてみたら、
ないとのこと。「じゃあ・・高齢者の体が、どんなものかもわからない？」と聞くと
ハイという返事が返ってきた。
なるほど・・・やはりそうなんだ、とおもう。
高齢者が増えてきている。だから高齢者も来るだろうと考えて、そのための
対応を教育しておくことが大切なのだが、そんなことはやっていないようだ。
万一の事故があっても「サインをもらっていますから」と言い逃れするのだろう。
そういえば、今や大病院だってそうしているし、高齢者への配慮もなくなってきて
いる。 でも、マッサージ業界の健全で利用者に喜ばれるためには、教育をちゃんと
やってほしい。チェーン店でないのなら、私が講習してもよいのだがと思いつつ
帰ってきた。安くて危ない・・ではちょっと問題だ。
その歳で、マッサージなどにいく方が悪い！と思われそうだが・・。
豪州・パースで受けたマッサージが懐かしい。
心地よく眠っていたほどだったから。マッサージは、その程度でもいいのだけど。
＜ 中原武志のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/atlastakeshi ＞
