中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

無知だった「耐震基準」

 私が無知だった・・と、おもった。
 それは「耐震基準」についての知識である。
 耐震基準とは、地震に対して安全な建築基準だと考えていた。
 しかし、まさかの大穴の耐震基準だったようなのだ。
 耐震基準とは、1回の大きな揺れへの対応が前提になっていたらしい。
 だから、今回のような2度も震度7に襲われることを考慮に入れて
 いなかったという。
 私は、まさか・・そんな馬鹿な・・・と思った。
 建築基準であっても原発の設置基準であってもそうだが、「想定」が
 ゆるすぎる。
 だから、事故が起こってから「想定外」だといって逃げてしまう。
 今回の地震について、もう一度言わせてもらう。
 最初に地震があった日に、「この地震によって別の断層への影響で
 新たな地震が起こるかも知れない」という意味のことを、即座に
 書いた。
 2日後に「本震」が起こったとき、学者たちは「想定できないことだった」
 と言っていたが、現実に断層地震が別の断層を刺激して新たな地震
 発生している。
 私は素人だから、そのような発想をしたのかもしれないが、どんぴしゃの
 考え方だったのだ。
 建築基準を考えるうえで「1回の大きな揺れ」だけを考えていたというのは、
 甘すぎるのではないか。
 ことが起きてから考える・・・では、ダメなのだ。
 病気の場合もそうだが、医師は視野が狭い人が多い。だんだんそういう
 時代になってきている。学者というのも同じ傾向にあるのかもしれぬ。
 視野を広く持って考える、そういう「専門家」が育ってほしいものだ。