油圧機器メーカーKYBと子会社による免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、
基準を満たしていない疑いがあることが、明らかになってきた。
性能検査で基準値と40%以上もずれがある不適合品もあったようだ。
このデーター偽装は看過できない重大な問題だと言える。 なぜならば、巨大地震が
明日発生しても不思議ではないと地震学者たちは言っている。
であり、断層地震もだ。 そういう心配があるからこそ免震装置を付けているのに、その
装置が信頼できないとはどういうことか・・と思う。
免震装置を設置しているのは、多くは公的施設であり、高層マンションだったりとかで、
万が一にも何かが起こっては困る(どこだって困るが・・・)建物なのだ。
以前には免震に使うゴムのデーター改ざんがあった。今回の場合はダンパーという
部分なのだ。 こういうデーター改ざんが日本企業によって行われているなんて、多くの
困難を乗り越えて信頼を勝ち取ってきた日本の製品全体にダメージを与えることになる。
先日、あるメーカのカメラを購入しようとして、それが問題を抱えているように思えて
返品した。 問い合わせると海外で作っているとか・・。日本のメーカーのものであっても
「安かろう悪かろう」を作っている時代なのだ。
企業は、儲けることばかり考えないで今一度原点に戻り、メーカー名やブランド名の
信頼を大切にしてもらいたいと願っている。 日本製(メードインジャパン)と書いてなくても
日本のメーカーは、日本製だと思われかねない。 悪い製品は会社にダメージを与える。
データー改ざんなんてやっている会社には、おおきな罰が必要なのではないだろうか。