ハンセン病患者の裁判が、裁判所以外の隔離施設などに設置された
「特別法廷」で開かれていたことは、差別ではなかったかを問う形の
調査が行われていた。
昨日、最高裁は差別的な取扱いが行われ、違法だった」と調査報告書
を公表し、偏見、差別を助長したことをわびたが、違憲判断を下さなかった。
口頭では「違憲の疑い」と言いながら責任逃れをした形なのだ。
場合でも「違憲の疑い」で済ませてしまう。
はっきりと「違憲」とは言わない。
それは、政権に与える影響を考えてのことだとは思うが、それでは
三権分立の意味がないのではないか。
立法府(議会)行政府(政権)の行っていることに対して、はっきりと
NO(ノー)を言えなければ三権分立とは言い難い。
いつも、いつも逃げの姿勢では、日和見主義と言われても仕方あるまい。