(2の続き)
「日本遺産」に選ばれた淡路島は古事記のはじめに記述されている
「国生み神話」の舞台である。
さらに金属器文化や塩づくりなどで畿内の王権を支えた“海人”と
さらに金属器文化や塩づくりなどで畿内の王権を支えた“海人”と
呼ばれる民の存在があったとされています。
淡路島の南側にある沼島は信仰を集める上立神岩など奇岩に
イザナギノミコトが、国生みのあと、余生を過ごしたと伝えられ、日本
最古の宮とされています。
去年見つかった松帆銅鐸は7つの銅鐸、全てに、銅鐸を鳴らすための
去年見つかった松帆銅鐸は7つの銅鐸、全てに、銅鐸を鳴らすための
「舌」という棒がつくなど例のない発見でした。
淡路島では、それまでにも貴重な銅鐸がいくつも見つかっていて紀元前
淡路島では、それまでにも貴重な銅鐸がいくつも見つかっていて紀元前
から文化が発展していたことが伺えます。
日本遺産に認定されたことを受け淡路市の門康彦・市長は「島の歴史と
日本遺産に認定されたことを受け淡路市の門康彦・市長は「島の歴史と
豊かさを再発見していただくとともに、島の魅力発信に大きな力になると
期待しています。
淡路島にある3つの市が一緒になって、発信していきたい。」と喜びを
語りました。
また、兵庫県の井戸知事は、「松帆銅鐸に加え淡路島の北部には鉄器を
また、兵庫県の井戸知事は、「松帆銅鐸に加え淡路島の北部には鉄器を
製造していた跡もあり、同じ島の中で、銅から鉄へ文化の変遷が生じて
いる。
1つ1つの遺跡をシナリオ化した上で、『海人』と関連づけて日本遺産に
知られているし、長い間、天皇家に食材を提供していた歴史もある。
身近なところに、貴重な財産が残っている島でもある。
私は、淡路島を何度も自転車で回ってみてきているので、かなり島の
事情(古い時代だけど…)はよく知っている。