中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

淡路島が「日本遺産に」・・(3)

(2の続き)
 「日本遺産」に選ばれた淡路島は古事記のはじめに記述されている
 「国生み神話」の舞台である。
 さらに金属器文化や塩づくりなどで畿内の王権を支えた“海人”と
 呼ばれる民の存在があったとされています。
 淡路島の南側にある沼島は信仰を集める上立神岩など奇岩に
 取り囲まれ国生みの神話が残されています。
 古墳や、製塩の遺跡が残り“海人”の拠点があったと考えられています。
 淡路市にある伊弉諾神宮は、古事記日本書紀の最初に登場する
 イザナギノミコトが、国生みのあと、余生を過ごしたと伝えられ、日本
 最古の宮とされています。
 去年見つかった松帆銅鐸は7つの銅鐸、全てに、銅鐸を鳴らすための
 「舌」という棒がつくなど例のない発見でした。
 淡路島では、それまでにも貴重な銅鐸がいくつも見つかっていて紀元前
 から文化が発展していたことが伺えます。
 日本遺産に認定されたことを受け淡路市の門康彦・市長は「島の歴史と
 豊かさを再発見していただくとともに、島の魅力発信に大きな力になると
 期待しています。
 淡路島にある3つの市が一緒になって、発信していきたい。」と喜びを
 語りました。
 また、兵庫県の井戸知事は、「松帆銅鐸に加え淡路島の北部には鉄器を
 製造していた跡もあり、同じ島の中で、銅から鉄へ文化の変遷が生じて
 いる。
 1つ1つの遺跡をシナリオ化した上で、『海人』と関連づけて日本遺産に
 申請したことが評価されたのではないか」と話しました。
 このほか、淡路島は文楽の原点でもある人形浄瑠璃の発祥地として
 知られているし、長い間、天皇家に食材を提供していた歴史もある。
 身近なところに、貴重な財産が残っている島でもある。
 私は、淡路島を何度も自転車で回ってみてきているので、かなり島の
 事情(古い時代だけど…)はよく知っている。