我が家の花壇はとてもささやかなものだが、年中花を咲かせている。
豪州・パースに住んでいた時は、花壇が広すぎて、妻は花の世話に
明け暮れていたので、妻のことを「花の奴隷」だとエッセイに書いた
ことがあった。
今のマンションの花壇は小さいが、それでも毎日丁寧な手入れを
惜しまない。
花の場合は、咲き終わった花を丁寧に摘み取ることを省略すると
次の花がきれいに咲かない。
水をやりすぎても、不足しても花をダメにしてしまう。結構、花の管理は
難しい。
昨年6月11日、まだ骨折が直っていなくて痛かった日だが、妻が京都
での同窓会へ行った日だったのでよく覚えている。
以前に買ってあったペチュニアの種を専用の苗床に植えた。
ケシ粒より小さな種だった。20個ほど播いた中から3本の芽が出てきた。
2本は秋になってから、細々と花を咲かせたが、1本はなよなよしていて、
一向に育たない。冬に向かうことだし、枯れるだろうと思っていたら、なんと
その後にも成長を続け、冬場をしのいで生き残ってしまった。
そして今咲いている。 一番手前の右端の淡いパープルの花だ。 ↓
待ってやれば、花を咲かせる日もあるという典型的な例となった。