円相場は2月3日に1ドル=120円だったが、わずか1週間余りで
9円程度も円高が進む異常事態となった。
日銀は今年の想定為替レートを1ドル=119円40銭にしてもろもろの
日銀は今年の想定為替レートを1ドル=119円40銭にしてもろもろの
経済を考えているのだが、もしこのまま円高が定着すれば、自動車や
電機などの輸出産業を中心に企業への逆風となる。
為替相場が1円上がっただけでも大きな影響が出るのに、9円も下がった
のでは、影響大は必至だ。
たとえばトヨタ自動車は昨年度は過去最高の利潤を上げたが、それは
円安の御蔭でもあった。
円高になると、逆に利益は減ってくる。
しかし、輸入されるものは円高の方が安く入ってくるわけだから、消費者に
とっては良い場合もある。
円高がいいのか円安の方が良いのかとは、簡単には言い切れない複雑な
経済構造が横たわっている。
株だって、円高傾向になると株価が上がる会社も当然出てくるわけだ。
株の売り買いの難しさがここにもある。
ひょっとすると・・・・だが、105円辺りまで円高が進むかもしれない。
そこまで行くと、良しも悪しくも影響をうける会社が慌てることになりそうだ。
外貨で稼ごうと思っている人がいるとしてだが、今は豪州ドルは買いでは
ないですよ。まだまだ下がると予想している。