仏教は争いの少ない平和的宗教だと言われている。
仏教の場合も数えきれないほどの宗派に分かれている。
仏教はブッダの教えだと言われているが、それは違う。
ブッダの言葉を守っている宗派もあれば、まったく違うんでは
ないかとおもわれる教えを説く宗派もある。
政治的に深くかかわっている大きな宗派は10を数える。
イスラム教の場合はどうか。
いない。このことが反って対立を深める結果となっている。
どの宗教の場合も、経典の解釈の違いで宗派が生まれると
いうことになっている。実際には、人間臭い事情で対立が生まれ
どんどん宗派が増えていくのです。
後継者争いから二つにわかれてしまった。
開祖が残した「慣行(スンニ)」と「教え」を重視したいと唱える1派が
「スンニ派」となり、開祖の血を引く人を後継者としたいと主張する
「シーア派」に分裂した。
1割と言うことになっているが、話はそう簡単ではない。
大きな争いの発端となったのが1979年のイラン革命であった。
元気を取り戻したことから、スンニ派が黙っておられない・・と言う事態に
向かうことになった。
でイスラム統一を目指している。
(続く)