中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

サウジ・古い国家体質か?

 トルコ国内のサウジアラビアの領事館での記者殺害事件は、サウジが数百年前の
国家体質のまま、まったく近代化していないことを世界に知らしめた感じがする。
 この事件にはサウジの皇太子が絡んでいると伝えられてきたが、さもありなんと
おもえる。 もっともサウジが皇太子の関与を認めるわけはなく、身代わりのものが
逮捕されたのであろう。
 中国や韓国では儒教 (宗教ではなく、孔子論語の教え)を忠実に守りすぎて
近代化が遅れた。 その隙に乗じて日本が侵略したという過去がある。儒教の場合、
古い教えを守りなさいという括りがあったからだ。 中国は共産党支配によってその
括りから脱却して近代化へと進むことが出来た。 韓国では今も儒教の影響がまだ
ありそうだ。 
 サウジアラビア、イラン、イラク、トルコなどのイスラム圏ではコーランの教えを
忠実に守りすぎて近代化が遅れてきた。 それは他のイスラム国家にも言える。
その中で、今回トルコが真相解明に一歩前進させることが出来たのは、さすが
オスマントルコの末裔かと思わさせた。イスラム国の中でトルコは先進的だとも
いえる。
 キリスト教の場合にも、聖書に忠実であろうとする宗派が力を持てば近代化や
独裁につながる。まさにトランプ大統領がそうであるように。 そういう意味では、
日本の場合も、いかなる宗教にも国家権力を与えてはならないと、私は思っている。
 日本の現実は・・神道、仏教が大きくからんでいる政権だ。ある意味ではバランス
がとれているのかもしれないが・・油断はならない。