シリアの内戦についてはいろいろ書かれているが、どれも
表明的なものばかりのような気がする。
というか、それしか書きようがないのだろうとも思う。
宗教的な対立と政府と国民との対立と言う図式では、今の
混乱した情勢を読み解くことはできない。
政府軍をロシアが支援し、国民軍をアメリカなどの西欧諸国が
支援している中にISが割り込んで来た・・という図式だけでも
説明がつかないはずだ。
これらの説明では、根っこの部分が抜けているからだ。
だが、根っこの部分は、そのうちに理解できるようになるだろうから、
今のところは、これら三つ巴のような事態がなぜ起こったのかと
疑問を持ちながら、事態を見ていると見えてくると思う。
◆ 今度は、そこにNATOに加盟しているトルコによるロシア空軍機
撃墜と言う要素が加わってきた。
今のところ、トルコはアメリカなどと協調している国なのである。