中原武志のブログ

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消費税軽減税率問題

消費税の軽減税率問題で自民党公明党の意見が分かれているが、
ちょっと待った! 別の考え方もあるのではないか。
軽減税率導入については消費税が8%になる際にも何度も書いた。
 自民党などは、当初「面倒くさい」といって軽視していたが、公明党
食い下がりによって、軽減税率導入に賛同した経緯があるようだ。
 安倍首相は4000億円という枠を指示したというが、公明党はそんな金額
は聞いてもいないようだ。
 そもそも軽減税率のことを消費税にグラデーションをかけるというが、
商品によって税率を変えることを言う。
 消費税が10%になったら、間違いなく消費意欲が衰えると思う。結果的に
税収は伸びない。
 10%に上げるのであれば、思い切ってグラデーションをやって、一次産品
と、加工品の中でも最も生活に必要な商品(例えば『米』『パン(バターなどを加えて
いない)』を5%にほどすべきだと思う。
 オーストラリアでの経験をもう一度書けば、消費税導入に際して、低所得者
生活を圧迫しないために農産物や一次加工品の中で高度に加工されていない
製品に関しては0%にしたので、消費税反対運動が起こらなかった。
 導入時は、食パンは0%だった。菓子パンは10%だった。野菜、果物は0%
だった。とても分かりやすい税率だった。
 日本では、一律10%ではなくて、ダイアモンドや高級時計などの高価なものには
15%~20%の税を課すべきだと思っている。
 金持ちにはしっかりと負担してもらえばよいのだ。低所得者の生活が圧迫されない
様な心遣いが政治にもあってほしい。