恐るべき病気だった。
エイズとは、DNAが勝手にいろいろ書き換えられる病気で
「免疫不全」となって死んでいく。
あの当時は、うつる病気なのかどうかさえ分からずに、みんなが
パニック状態であった。
その後、性行為などの濃厚な接触がなければうつらないという
ことが判明したが、それはずっと後のことなのだ。
この恐ろしい病気のワクチンを作ろうと世界中の研究者は考えた
ようだが、治療薬を作ろうと考えた人は少なかったのだ。
そんな中にあって満屋裕明(みつや裕明)さんが、自分にも感染する
恐れを抱きながらも治療薬開発にトライし、ついには世界最初のHIV
治療薬を作り上げたことがNHKの放送で知って驚いた。
詳しいことは検索して調べていただきたいが、ぜひ萬屋さんにノーベル
賞をと気持ちが高ぶっている。
来年にでも萬屋裕明さんに賞を与えてほしい。何しろ、あの恐怖の病気が
今や慢性病と言われるまでになったのだから。
満屋 裕明さん。
感染症部部長。
現在もひと月の半分を日本で、半分をアメリカで研究を行っている。