中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

平成と言う時代(6)

私が若かったころのことを思い出してみると、15歳までの
 ガキの頃の周囲の大人たちの会話には「明治生まれ」だとか
「大正生まれ」などという言葉がよく使われていた。
当時、そういう話を聞いていて感じたことは、明治生まれの
おじいさん、おばあさんというイメージだった。
当時は大正生まれの人は、まだ若い人だという感じだった。
 いまの15歳の少年少女たちからだと、昭和生まれの人も、
おじいさん、おばあさんと思わるのだろうか。
昭和は64年も続いたので、すべてを一緒にしてほしくないと
思う人の方が、今では多くなったことだろう。昭和ヒトケタな
どと言うと、昔の人のように思われるかもれない。
私の子供時代では、明治などと聞くと、ものすごく年寄りに
思っていたのだが、良く考えると私の父は明治40年生まれ
だった。父が27歳の時に私が生まれたのだから、昔の人とは
言えないのに、と今は思う。
明治、大正、昭和、そして今は平成。
このように年号で言うとイメージで考えてしまうのではない
だろうか。明治は45年、大正は15年、昭和は64年、これらを
すぐに換算して明治40年生まれの人は何歳と言える人は少ない。
「明治は多くになりにけり」と言う言葉があったが、もうすぐ
「昭和は遠くになりにけり」と言われるのだろう。(続く)