中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

新国立競技場と100歳銀杯

 100歳のお祝いに銀杯を贈るのは税金の無駄遣いと言う声を受けて
外部の有識者にチェックを受けたそうな。
 1963年度に約150人を対象に始めたが、2014年度には約3万人になり、
算額は1人8千円、計2億9800万円だそうな。
 大学教授ら有識者からは「この程度の話は省内で責任持って決めて欲しい」
「重要度の低い事業で我々の時間を無駄に使わないで」といった不満が出たそうな。
 まあ、100歳まで生きた人が「銀杯」を嬉しく思うのかは別として、省内で決めないで 
有識者(頼りになるの?)に判断を仰ごうという魂胆が気にいらないし、そういう会議を
持つこと自体が無駄使いではないのかと思う。
 かたや、五輪会場の新国立競技場。多くの批判を浴びながら基本設計の1625億円
をはるかに超える2500億円で発注するそうな。約900億円も追加支出するのだそうな。
 毎年、多くの予算の無駄使いが指摘されている。お役人はお金の値打ちに疎いから
ダダ漏れのように無駄金を使っていても、その自覚さえないようだ。
 100歳の銀杯問題で、国民が税金の使い方について 目覚めてくれると良いのだが、
話が上質になるのか下品な話題にとどまるのか、国民の文化度が問われている。