中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

首相官邸の危機管理意識を問う

 首相官邸の屋上にドローンが落下していたことから、官邸の危機管理
 の甘さが浮き彫りになってきた。
 なんと、官邸の屋上は約1か月間も誰も立ち入っていなかったのである。
 だから、ドローンがいつ屋上に落下したのかも特定できないようだ。
 ドローンを飛ばした犯人?の目的はよくわからない。どうしてセシウムなどの
 放射能までつけたのだろう? 同じなら、もっとメッセージをはっきりさせれば
 良いものを・・と思う。
 首相官邸は誰もが勝手に行けない場所である。私は1999年、首相官邸
 招待され小渕首相とお会いしたことがある。現在は建て替えられたので、
 警備も以前より増していると考えるのが普通なのだが、どうもそうではないようだ。
 日常的な場合もそうなのだが、最近の人は危機管理意識が薄れているようだ。
 官邸の屋上が1か月間も安全確認がなかったというのは信じられない。
 今回の場合も、偶然に新人職員への施設案内で屋上に出た官邸職員が発見
 したということだから、それがなかったら、もっと長い期間放置されただろう。
 原発の安全性を語る場合も、テロにどのように備えるのかという問題がある。
 首相官邸の屋上にも目を配らせることができない「甘さ」では、国民に安心しろ
 と言ってもだれも信用しないだろう。
 もし犯人が、その問題点を突いたのなら、まさに正解かもしれない。