首相官邸の屋上にドローンが落下していたことから、官邸の危機管理
の甘さが浮き彫りになってきた。
なんと、官邸の屋上は約1か月間も誰も立ち入っていなかったのである。
だから、ドローンがいつ屋上に落下したのかも特定できないようだ。
ドローンを飛ばした犯人?の目的はよくわからない。どうしてセシウムなどの
放射能までつけたのだろう? 同じなら、もっとメッセージをはっきりさせれば
良いものを・・と思う。
招待され小渕首相とお会いしたことがある。現在は建て替えられたので、
警備も以前より増していると考えるのが普通なのだが、どうもそうではないようだ。
日常的な場合もそうなのだが、最近の人は危機管理意識が薄れているようだ。
官邸の屋上が1か月間も安全確認がなかったというのは信じられない。
今回の場合も、偶然に新人職員への施設案内で屋上に出た官邸職員が発見
したということだから、それがなかったら、もっと長い期間放置されただろう。
原発の安全性を語る場合も、テロにどのように備えるのかという問題がある。
首相官邸の屋上にも目を配らせることができない「甘さ」では、国民に安心しろ
と言ってもだれも信用しないだろう。
もし犯人が、その問題点を突いたのなら、まさに正解かもしれない。