最近のことはよく知らないが、以前のやくざ者は、脅し言葉として
「こりゃー、埋めてしまうぞ!」とか、「大阪湾に沈めたろか」などと
いうのが常套句だった。関東でも関西でも同じような傾向があった。
今では未成年の子供たちが、それを地で行っている感じで恐ろしい。
兄弟がいないので兄弟喧嘩もしない、学校でも近所でも喧嘩をする
こともなく、痛みを感じる機会も少なくなった。
親も教師も喧嘩は暴力だとして大目にみなくなっている。
それはそれでよいことのように思う人が多いが、痛い目に遭ったことが
ない子供は、程度も分らないから、相手が死んでしまうまで暴力を振るって
しまいかねない
喧嘩が下手になっている。仕返しが怖いから殺すという場合もある。
昔に比べると、人間味のない子供が増えつつある。
私は40年ほど前から「子供に家庭作業をさせないと、どんどんダメになる」
と、あちこちでしゃべってきた。
家では勉強さえしていればよい、それで小遣いももらえる。
子供っていいな~~大人になりたくない症候群が生まれた。
そのように育った子供は、自己管理のできない人間になってしまう。
馬鹿な親たちが、そういう子どもをどんどん作っている。