中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

医療の進歩と命(4) 持病

 今回は最初に私の持病について書いておきたい。持病とは、私が
今抱えている病気のことである。80歳ともなれば、いろんな病気を
持っていて当然なのか、持ちすぎているのかわからないが、「うだうだ
言わないで早く死ねよ、じじい」と思う人は、これを読んでもさんの
参考にもならない。
 しかし、40歳台、50歳台、60歳台、70歳台と歳を重ねるごとに
病気になりやすくなり、それらをどうやって乗り切っていくかが誰もに
課せられた課題でもある。
 偉そうなことを書いてはいるが、母親が80歳のころから気管支の
病気で入退院を繰り返していた当時、母親がそんなに大変な病状に
いるとは思っていなかった。私が家に訪ねたときには、ごく普通に生活
していたし、話していても苦しそうな気配も感じなかった。
ところが、3日間ほどだが何度も入退院を繰り返していたのだから、
喘息の発作があったのだと思う。結局は83歳で「呼吸不全」で亡くなっ
たが、当時60歳前後だった私は何も知らぬ「若造」だった。
母が苦しんでいた当時の年齢に自分が差し掛かって、やっと母と心が
つながる思いを感じても遅すぎる。
 さて、私の持病である。発症以来抱え続けているものを順に書いてみよう。
(1)喘息(60歳ごろに発症)以来20年間、コントロールを続けている。
(2)前立腺がん(70歳に告知を受ける。進行癌であり、手術が受けられない
  ので、放射線治療と化学治療を行っている)
(3)肺塞栓症(80歳で発病、在宅酸素吸入など)
(4)痔(気になり始めたのは70歳ころからだが、最近状態が悪い。写真を
  掲載しようかと思うが、止めておこう。現在は手術もできない)
(5)頭鳴り(耳鳴り)3年半前から発症。かなり厳しい高音域から低音域まで
  数種の音が24時間頭の中に鳴り響いている。聴診器を頭に当てると
  聞こえる(音源がないので聞こえはしないが)のではないかと思えるほど。
(6)鼻の病気(これまで鼻茸の手術を2度受けたことがあるが、今は手術を
  受けることもできない。
他にもいろいろあるが、それは枝葉の問題なので省略しよう。
持病と言えるのかどうかはわからないが、腰痛も長いがどうにかクリアして
きたつもりだったが、昨年末に第1腰椎圧迫骨折で、今はコルセットに身を
任せる日々。現在の日常で最も苦しんでいるのは痛みとの戦いだ。
 次回はこれらの病気と治療の選択肢、治療による薬の副作用の恐ろしさ
などを書いてみたい。