いる。
爆発が起こる10日前に火山地震が数十回も起こっていて、一応は火山噴火も
検討されたのにどうして登山者に警告がなかったのかと。
ところが、その程度の火山性微動はどこの火山でも絶えず起こっている。
もし、そのたびに警告を出していたら、登山者は減る。そうすると観光業者に
大きな損失を与えることとなる。
命と商売とどちらが大事だというような議論ではなく、観光業者たちにとっても
死活問題なのだ。何しろ御嶽山によって町が支えられているという側面があるからだ。
だからこそ、あいまいな判断で登山禁止になどできない。もしも警告を出して、
何も起こらなかったら・・損害賠償を求められるかもしれないだろうから。
集中豪雨での土砂崩れがあり、今度の火山爆発があった。
これからは、あとになって批判されないように、何ごとも早めに退避勧告が出さされ
登山注意報が出されて、「自己責任」の方向に進むことだろう。
気象庁や市役所の勧告があるかないかで判断することなく、自分を守りためには
どうするかを考えさせる方向になっていくことだろう。
それらは、欧米諸国ではあたりまえのことなのいではあるが・・・。