昨夜のWEBニュースを見ていて感じたことは、ツイッとしてくる
若者たち?に火山知識があまりないことだった。
昨日も書いたが、先週金曜日のNHKスペシャルなどは、なかなかの出来栄えだった。
少々「巨大火山噴火」を扱いすぎて、巨大などいつ起こるのかわからない・・・と
安心させてしまう一面もあったが、火山がどんなに怖いかはだれにもよくわかる構成だった。
火山列島と言われる日本では世界の10分の1ほどの、110もの活火山がある。
そのうち、24時間体制で監視している火山は御嶽山をいれて47もある。
最も懸念されているところは鹿児島県の桜島で、マグマがかなり上がってきていることが
確認されている。
大爆発まで行かなくとも中爆発でも地域に対する影響は大きい。
火山爆発で最も心配するのは富士山だ。
富士山の場合、それがマグマ爆発だった場合、中規模であったとしても
高速道路が閉鎖され、新幹線が止まり、日本の経済活動が止まってしまう。
経済的打撃という点では富士山の爆発が怖い。
その可能性は??
私は、かなり高いと考えている。日本列島のプレートの仕組みからいうと、
富士山の爆発は遠い未来ではなく、南海地震と同じくらいに近い将来だと
思っている。
全くの感だとしか言えないが、東京オリンピックが開催される2000年前後に
東南海地震や富士山の爆発が起こりうる可能性は50%以上だと思っている。
今回のような水蒸気爆発なら、どこの火山だってその可能性がある。
火口付近には近づかないことが身の安全を守る唯一の方法だと思う。
マグマ爆発なら、10分間で溶岩流れが10キロにも及ぶ可能性があるというから
被害が大きくなる。
水蒸気爆発程度なら、火口から離れてさえいれば、火山弾や火山ガスの影響を
避けられる。