今日は「防災の日」だった。各新聞もテレビのニュースも防災の特集で
あふれている。そう・・9月1日は「210日」なのだ。
若い人たちは「210日(にひゃくとうか)」と聞いても何の事だか分らない
人もいるに違いない。
私の子供のころは、210日に備えて心の準備をするように教えられて
いたものだった・・・と言っても学校で教えられるのではなく、各家庭で?
教えられたものだった。
特に農家の子供たちは210日を脳裏に刷り込まれたのではないだろうか。
立春の日から数えて210日は、8月31日だったり9月1日だったりする。
子供たちには9月1日が「210日」として教え込まれた。
この日の前後に台風が(8月20日~9月20日)に台風が来るものと
覚えておけと言うものだった。
台風の怖さは、風よりも雨なのだ。暴風雨というが、暴風と豪雨いう方が
わかりやすい。
防災は難しい。いつやって来るかしれない災害に備えるということは、多忙な
日々を送っている人たちにとって簡単なことではない。
言うは易く、行うは難し・・である。でも、心の備えは決して忘れてはならないと思う。
◆1923年の9月1日に「関東大震災」が発生した。
それまで庶民の間に言い伝えられていた「210日」を恐れる日と
合わせて「防災の日」として1960年に設定された。