中原武志のブログ

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東電「安全重視文化不足」指摘される

 東電は、外部委員会から「安全重視文化が不足している」と
 厳しい指摘を受けた。
 汚染水対策のトラブル続出など、福島原発の事故対策現場では
 考えられないような幼稚なトラブルが多すぎる。
 東電に任せておいては解決できないのではないかとこれまでにも書いてきた。
 現在進行中の廃炉作業では、今後大幅な作業員不足も予測され、廃炉
 予定されている30年~40年間では終わらない可能性も出てきている。
 今日、生まれた赤ちゃんが、40歳になった時点で、まだ廃炉が終わってないと
 考えたら、原子炉の恐ろしさを改めて考えてしまう。
 アメリ原子力規制委員会の元委員長、デイル・クライン氏は「東電は、不測の
 事態にも備えるという安全を重視する文化がまだ必要なレベルに達していない」と
 厳しく指摘し、事故を起こした特殊な原発で作業しているという意識を徹底し、
 海外の核施設でとられた汚染水対策など、外部の力を最大限に活用して早急に
 改善するよう求めているが、東電という会社は、このような提案をただちに受け入れる
 ような柔軟性がないだけに、やはり東電任せにしておいては駄目だろうと思う。