中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

原発事故・安心しては危険

 このところ、原発事故関連情報が一気に減っている。
政局騒動は、国民の目を原発事故からそらすためだったのかと、
勘繰りたくなるほどだ。
 情報公開を求められている時に、情報制限をしているとは思われ
ないが、情報を出せない事態が進んでいるのではないかとおもう。
 なぜならば、日々水を注入しないと燃料棒の発熱量があがるから、
注入しないわけにはいかない。注入すると高度汚染水が増え溢れだす。
こうして、格納容器などから漏れ出した高度汚染水は、すでに10万トン
以上も建屋内地下に溜まったままなのだ。
 すでに溢れだしているのではないかと心配でもある。横浜から
持って行った「メガフロート」も低濃度汚染水ならともかく、高度汚染水
対策には使いにくいという。汚染水は建屋内から地下へと漏れている
可能性があり、もしそうなら今後長期に亘る汚染水との戦いが残ること
にもつながる。
 比較的容易に収束に持っていけると東電が考えていた1号炉も、なかなか
厄介だ。2号機は、入ることもままならない。3号機も手つかずだ。
 毎日、油断ならない切羽詰まった状態の中での作業が続いている。
情報が少ないのは、打つ手がなかなか上手くいっていないからであって、
作業が進んでいないと言うことなのだ。