中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

4世議員・鳩山の甘さが露呈

 鳩山氏が菅氏に確認文書を手渡し、不信任案秘訣を決断したのに、
菅さんが6月に引退しないことについて「詐欺」だと騒ぎたてている。
鳩からサギだと言われて、サギじゃないツルだよと言い返したのか
どうかが知らないが、馬鹿らしい話だ。
 日本の100年先を考えるのが政治家の務めである。一旦危機が迫れば
即座に反応して、危機から国を守るのが政治家の務めでもある。
 潜在的に危機管理能力を持ち合わせていないボンボン育ちの世襲議員
多い現在の国会では、100年先どころか1年先さえ見えてないのではないか。
東電の事故対策と同じように、手探りでその場限りの処理しか出来ないの
ではないかと案じられる。
 今回の鳩山氏の言動には、驚くほかない。すでに鳩山派内で彼は孤立
だった。菅さんと会って確認文書を手渡しての駆け引きは、彼なりにぎりぎりの
選択だった。しかし、はっきり言って菅さんの方が一枚上手だったように思う。
退任の時期などは文書にも書かれていないし、議員総会での挨拶でも、
「復興対策や原発事故などの対応にめどがついた時と明言しているのだから
菅さんの政治力が上回ったと言うことだ。それだけに、鳩山氏の言動は
浅ましい。やはり4世議員であり、母親から何億もの金を引き出せる坊っちゃん
議員だとしか思えない。
 世襲議員は、選挙ごとに異なってくるが、自民党で約50%前後、
 民主党で25%前後、無所属約45%前後となっている。
世襲制度見直しは、憲法の平等の精神から言って規制できないので、
今後もバカ殿が国会の赤じゅうたんの上を歩くことになるだろう。
それを防ぐには、国民の自覚しかない。