最近の「がん相談」の中で、相次いで同じような前立腺がん治療に
ついての相談があり、しかもその内容が似通っているということと、
どちらも、神戸、尼崎の大病院の泌尿器科の部長が主治医という点でも
共通点がある。
相談者二人はPSA値が0・3~0・8と低く、高齢であり、敢えて治療を
急がなくてもいいのではないかという点でも似通っている。
しばらく観察してから、治療方針を決めても遅くはないはずなのに、
どちらのドクターも「転移する前に治療を」と強く勧めるらしい。
日本のがん医療は欧米に比べて遅れているといわれるが、こんなドクター
存在し、しかも大病院の部長さんというのだから、呆れるほどである。
ということは、日本中でこんなドクターがいっぱいいるのではないかと
心配する。
もうひとつ、カソデックスをリューブリン注射とともに使っているドクターが
多いが、カソデックスは、必ず血液検査による肝機能検査を行いながら
やらなければならないが、それもやっていないらしく、肝障害で命を落とす
寸前だったという患者もいる。
また、次回に改めて書きましょう。目の調子が悪いので、このあたりで。